|公開日 2017.9.17

■出題年|全5問
(平成05年 問13)(平成10年 問10)(平成14年 問12)
(平成19年 問12)(平成28年 問10)

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【平成5年 問13】
Aが、5,000万円相当の土地と 5,500万円の負債を残して死亡した。Aには、弟B、母C、配偶者D及びDとの間の子E・F・G並びにEの子Hがいる。この場合、民法の規定によれば、次の記述のうち正しいものはどれか。

 限定承認をするときは、D・E・F及びGが、共同してしなければならない。

 Eが相続放棄をしたときは、Hが、代襲して相続人となる。

 E・F及びGが相続放棄をしたときは、B及びCが、Dとともに相続人となる。

 E・F及びGが相続放棄をしたときは、Cは、相続開始のときから3ヵ月以内に単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。


【平成10年 問10】
相続人が、被相続人の妻Aと子Bのみである場合(被相続人の遺言はないものとする。)の相続の承認又は放棄に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

 相続の承認又は放棄をすべき3ヵ月の期間の始期は、AとBとで異なることがある。

 Aが単純承認をすると、Bは、限定承認をすることができない。

 A及びBは限定承認をしたが、Bが相続財産を隠匿していたとき、相続債権者は、相続財産をもって弁済を受けられなかった債権額の1/2について、Bに請求できる。

 Aは、Bの詐欺によって相続の放棄をしたとき、Bに対して取消しの意思表示をして、遺産の分割を請求することができる。


【平成14年 問12】
相続の承認及び放棄に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

 相続の放棄をする場合、その旨を家庭裁判所に申述しなければならない。

 相続人が数人あるときは、限定承認は、共同相続人の全員が共同してのみこれをすることができる。

 相続人が、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヵ月(家庭裁判所が期間の伸長をした場合は当該期間)以内に、限定承認又は放棄をしなかったときは、単純承認をしたものとみなされる。

 被相続人の子が、相続の開始後に相続放棄をした場合、その者の子がこれを代襲して相続人となる。


【平成19年 問12】
AがBに対して 1,000万円の貸金債権を有していたところ、Bが相続人C及びDを残して死亡した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

 Cが単純承認を希望し、Dが限定承認を希望した場合には、相続の開始を知った時から3か月以内に、Cは単純承認を、Dは限定承認をしなければならない。

 C及びDが相続開始の事実を知りながら、Bが所有していた財産の一部を売却した場合には、C及びDは相続の単純承認をしたものとみなされる。

 C及びDが単純承認をした場合には、法律上当然に分割されたAに対する債務を相続分に応じてそれぞれが承継する。

 C及びDが相続放棄をした場合であっても、AはBの相続財産管理人の選任を請求することによって、Bに対する貸金債権の回収を図ることが可能となることがある。


【平成28年 問10】
甲建物を所有するAが死亡し、相続人がそれぞれAの子であるB及びCの2名である場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

 Bが甲建物を不法占拠するDに対し明渡しを求めたとしても、Bは単純承認をしたものとはみなされない。

 Cが甲建物の賃借人Eに対し相続財産である未払賃料の支払いを求め、これを収受領得したときは、Cは単純承認をしたものとみなされる。

 Cが単純承認をしたときは、Bは限定承認をすることができない。

 Bが自己のために相続の開始があったことを知らない場合であっても、相続の開始から3か月が経過したときは、Bは単純承認をしたものとみなされる。


(この項終わり)